イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密
イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密
を見てきたよ。
新宿武蔵野館にて
アカデミー作品賞ノミネート作品たちがどれもこれもおもしろくて大変満足。
セッションとバードマンも楽しみだなあ。
あらすじ
実在したイギリスの天才数学者アラン・チューリングが戦争中敵対するドイツ軍の通信する暗号を解くため奮闘するはなし。
感想
今のところ2015年公開で1番おもしろかった、イミテーションゲーム。
もっと難解な話かと思って見るのを躊躇ってたけど、そんなこと全然なくて分かりやすくておもしろかった!
ベネディクトカンバーバッチの演技が終始すごかった!
ランニング姿や突然繰り出す顔芸には相変わらず笑ってしまったけど。
(一度見てしまうとなかなか忘れられないいい顔をしている)
孤独な天才役が相変わらずとても合っていて、冒頭はシャーロックに似てるなあ、と思いながら見ていました。なので、とても好きな感じでした。
ベネディクト氏が泣くシーンではほぼもらい泣きしてしまうけど、今回は泣きかけてるところがリアルすぎてその前から泣く。
キーラナイトレイと並ぶと10近く年上なはずなのに弟感が出る不思議さ。
今作のマークストロングは髪の毛が比較的ある役でした。MI6ストロングとかとてもかっこいい。目力。
キーラナイトレイの役どころも本当に良かった。
ヒロインの影響で謎を解く鍵が見つかる系のお話大好き。
総じて時間を感じずに見れて本当によくまとまっていた。
面白かった。
以下ネタバレあり
エニグマ解読後、途中のアランチューリングのこれから攻撃され死んでいく人たちを見殺しにするという瞬時の決断に震えた。
兄が乗ってるからどうか助けてと懇願する同僚に対してNoというシーンが印象的。
戦争に勝つために数千人の人を犠牲にして、何万人もの人を救うという…
ものすごい発明をして英雄のはずなのに、機密事項だから功績は世間の誰にも知られず、細々と生き、あげくは犯罪者。
ラストがとても切なかった。
死後五十年以上経ってようやく認められるっていうのも切ない。
クリストファーの死からずっと立ち直れなかったんだろうなあ。
あと、アランチューリングとジョーン2人の男女関係は江國香織のきらきらひかるを思い出しました。
それにしてもベネディクトカンバーバッチのゲイ役の多さには驚くね。
案外女性との恋愛ものが少ない気がするので、ラブコメとかも見てみたいなあ。
本当に面白かったなー
この映画はもう一回見に行きたい