ハンニバルレクター作品
ハンニバルドラマ版のシーズン2がもうすぐ放送開始。
ハンニバルシリーズはレクターのカリスマ性、ホラーなのにどこか美しく幻想的な感じが大好きな映画。
時系列順に映画・ドラマの感想とかを綴るよ。
(見る順番は公開順でもいいと思いますが時系列で並べてみます)
①ハンニバルライジング
何故レクターが人を食べるようになったのか?というルーツを知ることのできる話。
名門貴族出の幼いレクターは戦争のため、両親を亡くし、妹のミーシャと隠れながら過ごす。
ある日敵に見つかってしまい、妹はハンニバルの目の前で食べられてしまう。そして自分も食事に混ぜられて妹の肉を食べていたということを知る。
あまりのショックに幼少期の記憶が曖昧になり、青年になったハンニバルは記憶を遡るためにミーシャの殺害された当時の住居レクター城へ向かう。
そこに妹食べたやつらがまだ居座ってて殺す。
そして殺人(というか人を食べること)に味を占める…という感じの話。
ハンニバルシリーズって日本人観光客がいたり、ムラサキ夫人や、シーズン2の日本料理名など、日本文化をちょこちょこ感じれて、日本人としてはとても嬉しい。
ライジングを見てレクター博士はクラリスとミーシャを重ねていたのかなあ、と思った。とても切ない。
映画4作品の中ではパッとしないけど、作品の基礎となるストーリーだし、青年期レクターを演じるギャスパー・ウリエルがいい味出しているので見てほしい。
②ハンニバル ドラマ版
レッドドラゴンの登場人物がキャストは違うが、多く登場する。
映画見てなくても楽しめると思うけどレッドドラゴン見てから見ると話の流れはつかみやすいのかなあと…。
もちろん他作品すべて見てから見るのがおすすめです。
チルトン博士の登場に歓喜したり、いろんな名前が出てきて、ドラマでは深く掘り下げられてる!!!と感動する。
主にFBIで難事件解決に臨むウィルグレアム(犯罪者と同調するという特殊能力?をもつため常に精神的に不安定、夢遊病や幻覚に悩む)とおいしそうな料理を作る何だか怪しげなレクター博士(外科医、精神科医、料理人、美食家、芸術的センス、殺人鬼等多才)の2人が繰り広げる物語。
ドラマ版に原作はありませんが、トマスハリソンが脚本を書いているので、本当に面白いです。
殺害のされ方も芸術的。
レクター博士の美学みたいなのを映像で感じられる。
ホプキンスじゃないハンニバルなんて…と思っていたが、見て行くうちにマッツ版の虜となる。かっこいい初老男性。
結末がレッドドラゴンの冒頭に繋がることになるかと思うのだが、その過程がしっかり描かれるかと思うと、シーズン2も楽しみ。
これはどちらかというとレクターは脇役で、ウィルが主人公。
見所はやっぱり、猟奇殺人鬼ダラハイドの盲目女性と出会い、恋に落ち、猟奇殺人鬼としての自分と人間らしい自分の二つの人格で揺れる切なさ。
レイフ・ファインズの演技に感動。
若いときもかっこいい。
ジョディフォスタークラリスのかわいさがすごい。
それだけでも見る価値がある。
映画としても言うまでもなく面白い。
異常快楽殺人(著:平山夢明)を読んでから見たので、殺人鬼のビルはエドゲインがモデルになっているのだなあとわかってなお楽しめた(映画では殺人鬼の細かい描写がそこまで描かれていないように感じたので気になる方はエドゲインで調べてみるとよいかも)。
世紀の美女クラリスと変態的なレクターの組み合わせは最高。何度見ても最後まで緊張してしまう。
本当に大好きな映画。
ホラーというよりは恋愛映画。
グロ描写も一番多い様な気がしますし、クラリスとレクターの背景を大分省いている感じもするのですが、
これはこれで大好き。
ハンニバルシリーズの中では割と評価もよくないけど、
映像が幻想的で美しいのはこの作品が一番だと思う。
結末も原作と違う等いろいろ物議を醸している様だが、腕切断のシーンはハンニバルからクラリスへの愛が感じれてとてもいい。言葉で語られない人の感情ってとても素敵だと思う。
妹を守れなかったので、クラリスは身を以て護りたいのかなあと思うととても切ないシーンであった。
その他メリーゴーランドのシーンや二人で食事のシーンとか好きなシーンがたくさんある。
素敵。
ハンニバルシリーズ共通の感想
①ハンニバルレクターの怖くて怪しさ満載なのにどこか惹かれてしまう不思議な魅力がすごい
②料理がおいしそう
③イタリアに行きたくなる
④映像が美しい(風景・音楽など)
です。